「ミッション:死体蘇生者、再び」/導入パート

◆ブリーフィング

PCたちはブリーフィングルームでムリングとシャーロットから今回の任務の説明を受ける。

「現在、アメリカ合衆国マサチューセッツアーカムでは奇妙な事件が複数発生している」
「1つは、死体泥棒。盗まれた死体の行方は判明していません」
写される荒らされた墓の写真。
「もう1つは、凶悪殺人犯。いまだ犯人は捕まってはいませんが、彼らの動機は明らかです」
そういって、シャーロットが映し出した犠牲者の映像には骨とこびりついた血と肉が写されていた。つまり、食欲、というわけだ。
「ホワイトハウスでも異端との関連性がある、と見たらしい。そこで我々の出番というわけだ。調査し、これが異端ならば、それを殲滅せよ。我々の未来のために」
「あなた方の任務はアーカムで発生しているこれら一連の事件の調査・解明です」

◆進行度100

調査パートで進行度が100に達した場合、以下の連絡がシャーロットから入り、戦闘パートに移る。
「データバンクとの照合が終了しました。宇宙帝国植民監査官ムニョスの関与を確認。戦闘形態への変身を承認します」

◆不審度100

調査パートで不審度が100に達した場合、ムニョスがチームの前に現れ、以下のセリフを喋ったあとで何もなかったかのように配置エリアに戻る。
「ドクター・ウェストの霊薬は確かに肉体を再活性化させるのだが、人間を蘇生するには不適当だった」
「蘇生者の精神まで蘇生させることはできない。それが彼の霊薬の欠点だった」
「が、そんなことは我々にとって、それは些細な問題……いや、むしろそれは利点といってよかった」
「移民先は空の方が、都合がいい」

ゾンビパウダーが存在する場合、ここでゾンビがアーカム中を徘徊しはじめ、ハーバード・ウェストは歓喜の表情を見せる。
「とうとう……とうとう、成功したぞ!!」
狂気じみた笑い声があがり、アーカムの至る所で破壊、悲鳴、断末魔が次々と木霊する。

「さて、<機関>の第三世代セリアントロープ。キミたちの存在は非常に興味深いのだが……」
「キミたちは我々宇宙帝国の移民計画上の障害でしかない。申し訳ないが、宇宙帝国植民監察官(Colonization Observer)ムニョスの名において排除させてもらおう」
ボトリ、とムニョスを名乗っていた首が落ち、中から白い毛皮のネズミのような生物が現れた。