シナリオ「モノクローム・フェザー」/クライマックスフェイズ

●露呈

登場:全員
◆解説
イワサキに忍び込んだ一行はほどなくして、セキュリティが死んでいることに気づく。
◆描写

あれだけ苦労してセキュリティを抜けたあとはぷっつりとセキュリティシステムが動作しなくなっている。
が、そんな困惑を打ち破るものが後ろからやってきた。

◆結末
岩崎御庭番衆がやってくる。
以降、カット進行で戦闘を開始する。
この戦闘では以下のようにキャラクターを配置する。
至近:潜入に失敗したキャラクター、岩崎御庭番衆
近距離:潜入に成功したキャラクター
中距離:トループ(カブト)
遠距離:トループ(カブトワリ)、“ティターン”、“ヘカトンケイレス”
超遠:“モノクローム・フェザー”、屋敷孝典
※もしマーダー・インクの刺客がいるのであれば、岩崎御庭番衆は優先的にヤシキ側の障害を除去するために神業を使用し、“ヘカトンケイレス”の《難攻不落》はそれらを止めるために使用される。
※マーダー・インクの刺客がイベントによって除去されている場合、岩崎御庭番衆はPCを除去することを最優先とする。
※また、暴走が発覚した時点で彼らは“モノクローム・フェザー”の殺害に目的を切り替える。


●復讐

条件:PCが遠距離に達した。
登場:全員
◆解説
屋敷孝典が狼狽していることに気づく。
◆描写1

最奥部。護衛であろう連中の奥にスーツを着込んだ男の姿が見えた。屋敷孝典だ。 だが、彼は狼狽しているように見える。

◆セリフ

▼屋敷孝典
「“モノクローム・フェザー”が制御を無視している!?」
「なんだこのプログラムは!?」

◆結末
至近距離に達するか、<電脳>で判定を行えば何が起きているのかがわかる。描写2へ

◆描写2

“モノクローム・フェザー”はヤシキ重工のシステムを乗っ取り、あるプログラムを実行している。
プログラム“Apocalypse”それは、アマテラスの制御を無理矢理乗っ取ろうとしていた。
戦闘開始から3ラウンド後には制御を完全に乗っ取り終わり、主砲を何の躊躇もなくN◎VAに打ち込んで見せる。
(当然、こうなった場合はゲームオーバーだ)
この時点で“モノクローム・フェザー”の声が聞こえる。

カブキと同行している(はずの)ローザが“モノクローム・フェザー”まで辿り着けば、彼女は《電脳神》で呼びかけを行う。
呼びかけが届くには1ラウンドが必要となる。
説得が完了した場合、ハルカはモノクロームから強制排除されるため、“モノクローム・フェザー”は無力化する。

巨大トロンの中央のコアが開き、その中から小柄な女性が開放される。
ローザははじかれたように彼女の元に駆け出し、懸命に彼女の身体を支える。
20代になるかならないかくらいの女性のその顔立ちはローザによく似ていた。

さらに《電脳神》を使用し“Apocalypse”を停止する。

◆セリフ

▼(コネがあれば)アルファ・オメガ
「うそ、アマテラスがいうことを聞かなくなっちゃった……」

▼“モノクローム・フェザー”
「わたしから全てを奪ったこんな街、滅びてしまえばいい」

▼ローザ
「お母さん、もうやめてっ!」
「わたしはこの街があったからお父さんにもカブキさんにも会えたんだよ」
「だからわたしはこの街が好きなの」
「お母さんだってこの街にお父さんとの思い出があるんでしょ?」
「だから、この街が嫌いだなんて、悲しいこと言わないで」

▼ハルカ
「ローザ(彼女を強く抱きしめている)」

◆結末
屋敷孝典、岩崎御庭番衆を無力化し、さらにプログラム“Apocalypse”の実行を食い止めればシーン終了。