Cthulhu Wars:ユゴス/Yuggoth Map
今回から追加マップの紹介になります。
最初に紹介するマップはユゴス。ミ=ゴの拠点ということもあり、このマップでは外科手術を行うことで自分の信者を脳缶に変えてしまうことができます。
準備と基本的なマップの説明
ラボラトリー
ラボラトリーエリアのゲートを支配下においているプレイヤーは行動フェイズに外科手術を行うことができる。道を開くものであれば、ヨグ=ソトースがラボラトリーエリアにいれば外科手術を行うことができる。ラボラトリーエリアにヨグ=ソトースがおり、かつ、他の勢力がゲートを支配下においている場合は両者とも外科手術を行うことができる。
- 外科手術(行動:コスト1)
- 脳缶
- 脳缶は新しい種類の信者で、通常のように徴募することはできないし、(黄色の印の冒瀆などで)特殊能力で配置することもできない。
- 脳缶は移動行動はできない以外は、通常の信者と同じ扱いになる。
- 脳缶を移動するには自勢力のユニットが一緒に移動しなければならない。脳缶は追加コストなしに自勢力のユニットと移動することができる。1体のユニットで複数の脳缶を運ぶことができる。(潜水やシャンタク鳥の特殊能力のような)ユニットの種類を特定しない特殊能力であれば、脳缶を運ぶことができる。
- 信者を対象とする魔術書や特殊能力は脳缶に影響を与えることができるが、司祭を対象とした特殊能力については対象外となる。
- 脳缶は戦闘力0、コスト0のユニットとして扱う。
- 戦闘後、脳缶に痛撃を割り当てることはできないし、痛撃を与える特殊能力も無効となる。
- 脳缶は他の信者と同じように捕獲することができるが、脳缶を捕獲したときに、自分の勢力の脳缶に交換しマップ上に残すこともできる。
粘液の海
粘液の海の高台(Slime Sea Overlook)のゲートを支配下においている勢力は変形菌類の購入カードを取得しこれらを呼び出す行動をとることができる。
道を開くものが参加しているのならばヨグ=ソトースが粘液の海の高台にいれば、変形菌類を呼び出すことができる。しかし、他の勢力が高台のゲートを支配下においている場合、ヨグ=ソトースは変形菌類を呼び出すことはできない。
- 変形菌類の呼び出し(行動:コスト0か1)
- 粘液の海の高台のゲートを支配下においているのであれば、変形菌類を1体、粘液の海エリアのいずれかに配置する。変形菌類がプレイされていなければコストは0だが、1体以上プレイされているならばコストは1となる。
- 変形菌類の戦闘力2となる。
- 変形菌類はモンスターだが召喚することはできない。粘液の海の高台を支配下においているプレイヤーが変形菌類の呼び出しを行うことで配置される。
- 変形菌類は特殊能力を持たない。
- 変形菌類は粘液の海の高台を支配下においている勢力が操作する。高台の支配者が変わった場合、すべての変形菌類は新たな支配者に従う。高台のゲートが放棄された場合、変形菌類は中立となる。
- 中立となった変形菌類に戦闘を宣言することができる。中立の変形菌類との戦闘は通常どおり行われるが、中立の変形菌類への苦痛やそれに準ずる特殊能力は無効となる。それ以外のモンスターを対象とする特殊能力は中立の変形菌類には有効である。
- 変形菌類を「召喚」することはできない(変形菌類は「呼び出す」ことしかできない)が、黒山羊は他のモンスターと同時に変形菌類を任意の数だけ呼び出すことができる。
翠色のピラミッド
- ピラミッドの斜面と監視者の通用門
- 監視者
- 翠色のピラミッドの監視者は旧支配者に近い忌まわしい存在で、翠色のピラミッドの奥深くに住みついている。ユゴスの活動は一定周期に監視者を追い立て、荒廃と破壊をもたらす。
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- 監視者の覚醒
- すべてのプレイヤーが絶滅の儀式を行うか否かを決めた後、翠色のピラミッドに支配下におかれたゲートがあれば、ダイスを1つロールする。ダイスの出目が支配下におかれたエリアに示されたダイスの出目と等しければ監視者は覚醒する。監視者トークンの明るい面(覚醒状態)を表にし、監視者の通用門(the Watcher Postern)に監視者を配置する。
- ヨグ=ソトースが翠色のピラミッドにいる場合、そこに支配されたゲートがないとしても監視者の覚醒の判定に含まれる。
- また、破滅トラック上で監視者の休眠状態のトークンに追いついたプレイヤーがいた(つまり、破滅ポイントが12以上になった)場合も監視者は覚醒する。行動フェイズ中に破滅ポイントが12以上になったとしても監視者は破滅フェイズまでは覚醒しない。
- 監視者の覚醒
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- 監視者の行動/監視者の攻撃
- 行動フェイズの開始時に監視者が覚醒しているのであれば、監視者は攻撃を行う。この処理はファーストプレイヤーが行動を取る前に行われる。監視者はプレイヤー人数分だけ攻撃を行う。最初の攻撃はファーストプレイヤーが、次の攻撃は次のプレイヤーが……というように最後のプレイヤーが攻撃を行うか、監視者が破壊されるまで続ける。
- 監視者の行動/監視者の攻撃
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- 監視者の操作
- 監視者の攻撃時は必ずいずれかの勢力のユニットがいる隣接したエリアに移動しなければならない。もし、隣接するエリアにいずれかのプレイヤーのユニットがいなければ、監視者はいずれかのプレイヤーのユニットがいるエリアに瞬間移動を行うことができる。監視者が元の場所にとどまるということはできない。
- 移動後、監視者はただちに監視者トークンと同じ値だけの戦闘ダイスを使って戦闘を行う。そのエリアにいる各勢力に対して別々に戦闘を処理する。戦闘を行う順番は操作しているプレイヤーが決めてよい。中立の変形菌類に対しては監視者は戦闘を仕掛けない。
- 防御側が出した殺害の出目の分だけ監視者トークンを下げていく。監視者は苦痛を無視する。
- 監視者トークンが0に到達した時点で監視者はマップから除外され、監視者トークンは休眠状態に裏返す。その後、監視者トークンを破滅トラック上の12まで戻す。他のプレイヤーの破滅ポイントが12以上になるか、ダイスの出目が一致したならば、監視者は再度覚醒する。
- 監視者の操作
*1:通常、魔力集積フェイズではゲートを支配下においているごとに魔力2を得るが、翠色のピラミッドのエリアのみ魔力3を得る