シナリオ:冬のソナタ in オオサカ / あふたーせっしょん

※このシナリオはフィクションです。実在の人物とは何の関連もありません。

というわけで、12月25日に行ったサタスペのセッション「冬のソナタinオオサカ」の報告を。

今回の亜侠たちはこんな面々です。

中臣ハヤト/エース:道化師・生活亜侠
チームの財布役。シナリオ開始時、真っ先に中型トラックを購入しに行った男(※1)
人間のクズ(ダメ人間ではない)と呼ぶにふさわしい鬼畜っぷりを発揮していました

サルバトーレ・バンデラスピーピ:荒事屋・戦闘/犯罪亜侠
バットを武器にしている南米人。ただバットを振り回すときに「アニョハセヨーー」と絶叫するのはさすがに如何なものかと思った(笑)

カスティング・サラム/組長:荒事屋・教養亜侠
チームで一番まともな人。
情報収集で活躍していましたが、まとも故に変人しかいないチーム内では影が薄めだったのが残念かも。
やはり、名前をランダムでつけたのがまずかったのか(※2)

都合上、キャラクタ名は伏せていますが、セッションの内容を。

今日も今日とてJAIL HOUSEで飲んでいる亜侠たちの元に1人の女性が依頼をもってやってきます。

十年近く前に行方不明になってしまった恋人そっくりの男を見かけたので彼の素性を確かめて欲しい
自分には今は婚約者がおり、3日後には婚約が発表されてしまうのでそれまでに調査を完了してほしい

亜侠たちはさっそく調査に入ります。
ハヤトが税務職人(黒服相当)に喧嘩を売ったため瞬時に血祭りにあい、サルバトーレが慌てて乃木クリニックに担ぎ込むというトラブルがあったものの、カスティングがチャンさんに接触できたため、2日目には以下の情報を掴みます。

恋人そっくりの男はやはり十年近く前に行方不明になった依頼人の恋人だった
恋人の居場所の周囲は彼の魅力でメロメロになったおかん軍団がいる
恋人は中国のスパイ(美人スパイ相当)であり、その関係のゴタゴタで記憶を失っていた

と、そこに依頼人の婚約者が亜侠たちの前に現れます。彼は亜侠たちに「今更、恋人に出てこられても困るので、彼を始末してほしい」と持ちかけてきます。この依頼をハヤトが即引き受けます。

で、翌日。
おかん軍団をまともに相手にするのも何だよなぁ、と、亜侠たちは依頼人に恋人の件を報告し、報酬をもらうことに成功します。
そして、その夜。依頼人が恋人に連絡し、彼と会うことを知った亜侠たちはその待ち合わせ場所である埠頭に先回りしています。
そこに話が違う、と激昂した婚約者が現れましたが、サルバトーレが舌先三寸で丸め込み(犯罪判定・難易度11)、この場は戦闘を避けることに成功しました。

で、ようやく10年越しの再会が成った瞬間。
その2人めがけて、トラックがフルアクセルで突撃を敢行(※3)

肉体判定に失敗したヨンさ……もとい恋人は大きく宙に飛び、そのまま海の藻屑に。依頼人は昏倒ですみました。
で、ハヤトは婚約者に向かって「依頼は達成した」と言い放つわけですが、当然、婚約者はぶち切れでチェーンソーを持って亜侠たちに襲いかかります(※4)
しかし、カスティングのサタスペが2発喰らいひるんだところに、サルバトーレの「アニョハセヨーー」という叫びとともに放たれたフルスイングで轟沈。
その後、身ぐるみをはがれた後にキッチリとトドメを刺されて投了。

ちなみに一命を取り留めた依頼人はハヤトによって、PCPを投与、薬漬けにされた挙げ句に売り払われてしまいました。
……なんというか、こんなカンジでペンペン草も残っていないような結末を迎えました。

で、スピークイージーはというと。

MVP:サルバトーレ・バンデラス
最後の「アニョンハセヨー」の一撃が光っていたため、満場一致でMVPに。

で、パッケージは……
中臣ハヤト:殺し屋
トラックの一撃で殺し屋に決定。というか、外道というパッケージが無いのが悔やまれますな。

サルバトーレ・バンデラス:殺し屋
こちらもやはり、バットの一撃から。

カスティング・サラム:情報屋
チャンさん召喚の一件から。というか、他の2人は乃木クリニックに行ってたりでまる1日情報収集やってなかったからなぁ(^^;

PCの面々にとっては初めてのサタスペでしたが、けっこう好感触だったようなので自分的には勝ちかなぁ、と。
元々、こういう「何でもあり」みたいなプレイが多かったのでそれを受け入れられるサタスペというのは非常に希有な存在だったわけで、そこらへんもプラス要因だったのかもしれません。

シナリオの構造的にはかなーり甘い作りになっていたのは反省点かなぁ。おかん軍団がいればかなり苦戦しただろうし、次回はもうちょっとそこらへんを突き詰めてみようかと。
次回、「ヨン様フィギュア作成者を血祭りにあげろ!」……の開催予定は未定です。あしからず。

※1:このシナリオとはまったく関係ないがドラマ「冬のソナタ」において、ヨン様扮するチュンサンはトラックに撥ねられている
※2:カスティングのPCである組長は仲間内では「天羅万象」で粗肉(そにっく)という名前のキャラクターを作ったことで有名。
※3:トラックを運転していたハヤトは最初からこれがやりたいためだけにトラックを買っていた
※4:婚約者はプレスリー相当の能力。一緒におかん軍団もいたのだが、舌先三寸で丸め込まれていた時に帰してしまっていた。DDの失策である。