RPG≠ゼロサムゲーム?

昨日(今日?)のが〓じるさんからのコメントでちょっと考えたことがあるので、そこらへんを。

コメント: GガンダムRPG : シナリオの流れ

やっぱ、最後にパーティアタックしないと優勝出来ないのがゲームとしてどうかと思う(^^;;
まーそれはそれで、マンチ的にはokなんだが(笑)その辺の意見はどーです?
投稿者 が〓じる : 2004年10月01日 00:03

ここでは「最後に1人が勝ち残る(優勝する)ことを目的として組まれたRPGシステムはどうかと思う」と言っておられるものと解釈して、話を進めます。

ここで問題になっているのは「1人が勝ち残ることが目的」あるがゆえに、PCたちが勝ちを分け合うことは有り得ないゼロサムゲームになってしまっている、という点にあるかと思われます。

PCたちで殴りあう(パーティアタック)という光景がしばしば発生しうるRPGとしてはパラノイア天羅万象などが挙げられますが、あれは別に「自分ひとりが生き残ること(他PCとの共存が許されない)」が目的ではないわけです。(パラノイアは「他の人からウケをとること」ですし、天羅万象は「因縁を表現すること(うろ覚えですが、そんなニュアンスのはず)」とされている)上記のゲームにおいて、パーティアタックは目的を果たすための一手段に過ぎないわけで、他にも目的に到達しうる手段は存在しているわけです。

あくまで目的を「1人が勝ち残ること」にさせることにこだわるのであるならば、途中でPCが脱落させない仕組み(クライマックスまでは協力しないとリソースが得られない、とか)を考える必要があるわけですが、それでもある種の駆け引きが発生してしまうわけで。じゃあ、RPGなんて面倒な形(途中までわざわざ協力体制をとらなければならない、とか)をとるなよ、って話になりうるわけですよ。

実際のところ、システムでゼロサムゲームと定義されているRPGというのは成立しうるのでしょうかね……?