シナリオ「モノクローム・フェザー」/ストーリー

■ストーリー
今から20年前。運命の悪戯からAIとして人知れず生まれた少女ハルカはその不老性を井原孝典に目をつけられ捕らえられてしまう。
彼女の世話係であった研究員ルード・シュルツは18年前に彼女を連れてN◎VAへ逃亡。
それから5年。やがて娘も生まれ、2人はささやかながら幸せに暮らしていたのだが、ここで井原孝典の追っ手がかかる。
娘のローザは実験台にされることを恐れ、ルードは《完全擬装》でローザを隠すことに成功したが、ルードの安全と引き替えにハルカは投降してしまう。
その条件を呑んだ井原孝典であったが、事後処理として秘密裏にルードを銃殺した。
後にそれを知ったハルカはその秘めていた力で研究所を壊滅させるが、拘束・自我を奪われ、生体端末“モノクローム・フェザー”のコアにされてしまう。
こうして、研究所を壊滅された井原孝典は一時期姿を隠す。
一方、奇跡的に命をとりとめたルードは娘のローザを育てながらハルカを探していたが徒労に終わる。

そして、現在。ついに力尽きたルードは母親がいることをローザに告げ、息を引き取る。ローザはあてもなくストリートを彷徨っているところを『カブキ』たちネバーランドのストリートキッズに拾われる。
井原孝典は屋敷孝典と名を変え、“モノクローム・フェザー”によって巨万の富を生み出し社交界の一員となっていた。
が、自我を喪失しているかに見えた“モノクローム・フェザー”にはハルカが最後に感じた絶望、怨恨が深く静かに刻み込まれていた。
ある日、テラウェアに進入した“モノクローム・フェザー”はウィリアム多聞のプライベートデータから真教浄化派の切り札となっていたウィルスのデータを発見、これを密かに回収した。
以来、彼女はウィルスを完全にするべく密やかに活動を行っていた。

ハルカを拘束している屋敷孝典を倒し、“モノクローム・フェザー”の復讐を止めることができればシナリオは終了となる。