プラネット・アポカリプス/セットアップ①

マップセットアップ

 最初のマップとして「Invasion」で遊ぶことを推奨する。このマップの裏側が「Doomgate」マップとなっている。拡張では他に8つのマップが追加されており、これらによって難易度が上昇していくキャンペーンを構成している。

 マップによって詳細なルールが異なる場合があるため、プレイ前にそのマップのルールセクションを読んでおくこと! 基本ルールと各マップの特殊ルールはどちらも重要なのでよく把握しておくこと。マップにルールに関する記述がない場合は「Invasion」マップと同じように扱うこと。

 それぞれのマップは基本的にはエリアの集合体である。1つのエリアはスタートエリアであり、それと少なくとも1つのエリア(たいていはスタートエリアから最も離れたエリア)は魔王(デーモン・ロード)がいるエリアとなる。

 マップを各プレイヤーの手が届きやすいテーブル中央に配置する。

 ミニオンのフィギュアをマップから近い場所に配置する。

 魔王を1体ランダムあるいは別の方法で選択する(複数の魔王がいるいくつかのマップでは、すべての魔王を選択する必要がある)


1:魔王のシートをマップ近くの参照しやすい場所に配置する。

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2:魔王のフィギュアを魔王のエリアに配置し、魔王の影トークンを同じエリアに配置する。

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3:プレイヤー人数によって魔王の初期生命点を決め、そこにカウンターを配置する。

4:各マップの図で指示されたエリアそれぞれに侵略トークンを1つずつ配置する。

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プラネット・アポカリプス/ダイスの上限

用語辞典

(省略)


プラネット・アポカリプスでのダイス

ダイスの上限

 攻撃ダイスの上限はない。何らかの理由でダイストークンが無くなった場合は代用品を使ってもいいし、ダイスが不足している場合はロールを数回に分けて行うこと。

 デスペアダイスには12個という厳密な上限が存在する。デスペアダイスの合計が12個を超えたとしても、プールにダイスを追加してはならない。デスペアトラックを周回したときに発生するその他の効果は適用すること。

プラネット・アポカリプス /プレイの概要と勝利条件

プレイの概要

 終焉の時、地獄の軍勢が我々の世界へ侵攻してきた。あなたと友人たちは、ヒーローとなり押し寄せてくる悍しく醜悪な存在から地球を守ることとなる。有用な武器などを取得していくことでヒーローの能力を強化し、地獄の門を破壊し、自分たちの世界を守るのだ!

 ゲームは3つのフェイズで構成されており、ゲームの終了までこれを繰り返す。

 最初のチームフェイズでは新たなトルーパーたちと協力関係を結んだり、傷の応急手当を行ったり、ギフトを獲得する。

 次のヒーローフェイズでは地獄の尖兵との戦闘が行われる。ヒーローたちは最終的に魔王を倒すことが目的なので、プレイヤーが勝利するときはほとんどの場合がこのフェイズとなる。

 最後のエネミーフェイズとなる。デスペアトラックが進行し、悪魔たちが攻撃と移動を行い、新たな悪魔が出現し、トルーパーたちが待ち伏せ攻撃を仕掛ける。


勝利と敗北

勝利

 魔王との戦闘で魔王を殺害したときプレイヤーの勝利となる。魔王との戦闘はヒーローと魔王の影が同じエリアに入ったときに発生する。詳細は「魔王について」を参照。


敗北

 ドゥームトラックが13に到達するか魔王の影がスタートエリアに到達した時点で、プレイヤーは即座に敗北となる。

プラネット・アポカリプス/序章

序章

 世界創世以降、あらゆる聖典が地獄が人類を蹂躙する日がやってくることを告げている。賢明な政府は地獄の存在に対して準備を講じていないほど怠慢ではない。彼らはそれらに対抗する魔術的な力に特化した戦士たちを育てていた。戦士たちは古の血脈の力たる始祖の魔法を伝承され、さらには武器戦闘や格闘術、指導者としての訓練を受けていた。また、戦士たち自身はそれこそ骨まで魔術的な存在となるような特別な祝福も与えられていた。


 そして指導者たちは地獄がこの世界にやってくるためには魔術的な門を媒介にしなければならないことも認識していた。そのためあらゆる門が調べ上げられ分類されていた。人目につかない門は塞ぐか破壊し、ストーンヘンジのような門は(ドルイドによる儀式などによって)聖別することで地獄が利用できない状態を維持するようにしていた。


 それゆえ、地獄が利用したのが最も強力な魔術的な存在である戦士たちの肉体だった。その時が訪れたとき、研鑽を重ね鍛えてきた戦士たちの肉体はすべてが一瞬のうちに門へと変容し、そしてこの世に地獄が顕現した。


 地球の軍隊はそうしてやってきた地獄の悪魔に対抗することができなかった。悪魔の姿、あるいはその声、匂いの前に人は羊同然の存在となってしまったのだ。世界は滅びに覆われた。しかし生き残った人々は、少数ではあるが未だ悪魔に立ち向かい自分たちのリーダーとなって戦うことができる者がいることに気づいた。彼らは亡き戦士たちと何らかの縁があったため、かろうじて始祖の魔法とつながりが残っていたのだ。ある者は戦士の1人から腎臓移植を受けていた。中には8歳になったときに戦士の1人と義兄弟の契りを交わしその交流を続けていた者もいた。
もちろん、新しい英雄たちは特別な訓練は積んでおらず、儀式による祝福も受けていないし、この戦いが始まったときに携えていたものしかその手には残っていない。しかし、これこそ人類が自分の足で立ち上がるための天の配剤なのかもしれない。希望はまだ失われていないのだ。