シナリオ:白き翼の染まる色 / 大まかな流れ
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というわけで天羅万象・零ってどんな感じにシナリオが進行するかを説明がてら、話の流れを考えてみようかと。
まず、このゲームではセッションが「幕」という単位におおきく分けられています。
「幕」はさらに複数の「場」によって構成されています。「場」はシーンと言い直した方がわかりやすいかもしれません。
まずは第零幕。
「いつか、こんなヨロイ同士じゃなくて、ちゃんとお話ができたらいいね」他のゲームではオープニングとも呼ばれている部分です。
過酷な戦闘訓練の後の、ヨロイの調整作業と動作確認を行っている一時。
少女と言葉を交わすことができるその時が、キミにとっては唯一安らげる時だった。
ここでは各PCが置かれている境遇・設定の説明。そしてPCと因縁を持つNPCとの関係を決めることが目的となります。
次に第一幕。
「いつまで、こんな事を続けなければならないのか」第一幕において、いい意味でも悪い意味でもそれまで続いていた状況が激変します。……大抵の場合、悪い意味しかありませんが
あなたは事あるごとに自問自答する。
しかし、答えは決まり切っていた。シノビである以上、そして里の者を人質にとられている以上、国の命令に従うしか、道は無かった。
しかし、そんな暗澹たる日々に転機が訪れた。非常に、皮肉めいた形を以て。
第一幕「紅蓮」
ともあれこの時点では、PCたちに立ち止まる、という選択肢は与えられず、物語の歯車が回り始めるわけです。
この先が問題でこのゲームにおいては、第二幕になった途端
そして、あれから2年の月日が流れていた。などとGMが言い出すのが、普通の光景です。
君たちは……
それがまぁ、世界最速たる所以だったりするらしいのですが。
第一幕で容赦なくどん底に突き落とされたPCがはい上がる契機を掴む場面を用意するのが妥当なところなのでしょうか。
第一幕で比較的無難だったPCはご安心を。次はあなた方の番ですから
で、第三幕、あるいは第四幕あたりで物語は終幕、となります。
エンディングにあたる幕は特に用意されてはいないので、各自の後日談を語る「場」を用意して、シナリオは終了となります。