Cthulhu Wars:セラエノの図書館/Library at Celaeno Map


今回紹介する追加マップはセラエノの図書館。

準備とマップの基本情報


セラエノの図書館は上層と下層の二層構造になっている。それぞれのボードは独立しており、ゲーム中、2枚のマップは近くに置かれることになるが、ピッタリと隣り合わせる必要はない。両者はつながっていないし、図書館は球体でもないので、マップの端や角から別の端などに移動することはできない。
他のクトゥルフウォーズのマップと同じく、プレイヤー人数が3人や5人ならばそれぞれに対応した面を使い、4人ならば片方は3人用、もう片方は5人用の面を使用する。

上層の四角のスロットが描かれた4つのエリアにはそれぞれに対応する図書館の書物トークンを配置する。
道を開くものは上記の4つのエリアを開始地点とすることはできない。
管理するものと保護するもののフィギュアはマップの外に配置しておく。
エリア内に(Sea)と描かれた箇所は海洋エリアとして扱われる。Lakeは海洋エリアとはみなさない。

吹抜け階段とアーチ門

  • 吹抜け階段
    • 多くのエリアには吹抜け階段が備え付けられており、各フロアにはA〜Fのアルファベットが描かれている。これらのエリアは他の階層の同じアルファベットの吹抜け階段のあるエリアと隣接しているものとして扱う。
    • そのため、吹抜け階段のエリアで痛撃を受けたユニットは吹抜け階段を通り、他の階層のエリアに撤退することができる。

  • アーチ門
    • いくつかのエリアにはアーチ門が備え付けられている。アーチ門はアルファベットが印刷されていない点を除くと吹抜け階段に似ている。移動行動や移動を行う特殊能力をおこなう際にすべてのアーチ門はお互いに隣接しているものとして扱う。
    • しかし、吹抜け階段とは異なり、痛撃を受けるなどして撤退する際にアーチ門を通ることはできない。
    • プレイヤーは潜水などのマップ上を移動する特殊能力を使うことで2つのボード間を自由に行き来することができる。

図書館の書物

  • 自動的なゲート生成
    • 最初の破滅フェイズの開始時に、準備時に図書館の書物トークンを配置した4つのエリアに(すでに配置されていなければ)ゲートを配置する。
    • ゲートの生成は一度だけ発生する。これ以降の破滅フェイズ時にこれらのエリアからゲートが無くなっていたとしても何も起きない。

  • 図書館の書物
    • 図書館の書物はそれ自体が所有可能な魔術書として機能する。しかし、図書館の書物勢力シート上には配置されず勝利条件や無制限の戦闘宣言を行うための条件には数えられない。
    • 書物があるエリアのゲートを支配したとき、(まだマップ上に配置されていたならば)そのエリア上の図書館の書物トークンを取り、自分の勢力シートの側に配置する。以降、書物の特殊能力を魔術書のように使用することができる。
  • 貸出期間を超過した書物
    • 図書館の書物に対応したエリアにあるゲートの支配を失った場合、そのエリアの書物は貸出期間を超過しているものとみなされる。これ自体は図書館の書物の使用に影響するものではなく、そのまま書物の特殊能力を使用し続けることができる。
    • しかし、貸出期間を超過した書物を持ち続けることは管理するものの報復にさらされやすい立場であることを意味する。

静寂トーク

  • 破滅フェイズの開始ごとにすべてのプレイヤーは静寂トークンを1つ取る。行動フェイズ終了時(魔力集積フェイズ開始時)に静寂トークンをまだ所持している場合はそれを捨てなくてはならない。つまり、プレイヤーは一度に静寂トークンを1つしか所持することができない。
  • 自分のターンに、1回の行動として、魔力を消費せずに静寂トークンを捨てて、以下のうち1つを行う。
    • 保護するものを活性化させる。
    • もし敵が貸出期間を超過した書物を持っているのならば、管理するものを活性化させる。

保護するもの

  • 保護するものを活性化させたとき、任意のエリアに保護するものを配置する。それから苦痛ダイスをロールする。もし保護するものが移動しなかったのならば、保護するものの出目に1加える。
  • 保護するものがいるエリアに配置されたユニットの総数が苦痛ダイスの出目と等しい数のユニットを地下牢(The Oubliette)に移動させなければならない。複数の勢力が含まれているのであれば、活性化させたプレイヤーが活性化させたプレイヤーがどの勢力が何体移動させるのかを決めることができる。移動させるユニット数の合計は出目の数と等しい。どのユニットを移動させるのかは選ばれた勢力のプレイヤーが選択する。このとき活性化させたプレイヤーは自分自身の勢力を選んでも良い。もし、出目の数に満たない数のユニットしかそのエリアにいないのであればすべてのユニットを移動させる。
  • 保護するものがいるエリアで放棄されているゲートはどのプレイヤーも支配することができない。既にゲートが支配されているエリアに保護するものが来た場合、ゲートは支配されたままとなる。保護するものがいるエリアにゲートを生成した場合は保護するものが去るまではゲートを支配することができない。
  • 保護するものに対してプレイヤーが戦闘を仕掛けることはできない。保護するものはすべての魔術書、特殊能力、そのほかの効果を無視する。

管理するもの

  • 1人でも貸出期間を超過した書物を所持している敵対勢力がいるときのみ管理するものを活性化することができる。もしそうするのならば、静寂トークンを1つ消費し、貸出期間を超過している勢力のユニットが1体以上いるエリアに管理するものを配置するか移動させる。その後苦痛ダイスをロールする。保護するものと同様、管理するものが同じ場所に留まっていた場合は苦痛ダイスの出目に1を加算する。
  • 同じエリアに貸出期間を超過している勢力が複数いる場合は活性化させたプレイヤーが出目の数を適当に分ける。
  • 苦痛を満たす
    • 犠牲者は割り当てられた苦痛の分だけ以下のいずれかを実行しなければならない。
      • 苦痛1につき自分のユニットを1体殺害する。
      • 苦痛1につき自分の破滅ポイントを1点失う。
      • 苦痛1につき自分が所持している貸出期間を超過している書物を対応するエリアのスロットに戻す。
    • 犠牲者が苦痛を満たすだけのユニット、破滅ポイント、貸出期間超過の書物がなければ残りの苦痛は無視する。
    • 貸出期間超過の書物が対応するエリアのスロットに戻ったとき、そのエリアのゲートを支配している勢力があればその勢力がただちに図書館の書物を取得する。
  • 保護するものと同様、管理するものがいるエリアで放棄されているゲートはどのプレイヤーも支配することができない。既にゲートが支配されているエリアに管理するものが来た場合、ゲートは支配されたままとなる。管理するものがいるエリアにゲートを生成した場合は管理するものが去るまではゲートを支配することができない。
  • 管理するものに対してプレイヤーが戦闘を仕掛けることはできない。管理するものはすべての魔術書、特殊能力、そのほかの効果を無視する。