Cthulhu Wars:ドリームランド/Dreamlands Map

最後の追加マップはドリームランドになります。

準備とマップの基本情報

ドリームランドのマップは地上と地下世界があり、それぞれ3人用と5人用の面がある。4人でプレイする場合、参加する勢力の開始地点が多い側を5人用の面にすることを推奨する。
ブホールを地下世界のナスの谷(the Vale of Pnath)に配置する。ズーグは地上マップの近くに配置しておく。
ドリームランドは球体ではなく平面になっているため、ユニットは地上でも地下世界でもマップの端からもう一方の端へ移動することはできない。
エリアの名前にSeaが含まれているか、括弧書きでSeaと書かれているのであればそのエリアは海洋エリアとする。

トンネル/マップ間の移動

各マップにはトンネルグリフの描かれたエリアが4つある。トンネルグリフの描かれたエリアはもう一方のマップで同じトンネルグリフが描かれたエリアとは隣接しているものとする。
トンネルのあるエリアにいるユニットは撤退するときにトンネルを通り、もう一方のマップへ移動することもできる。
プレイヤーは潜水などのマップ上を移動する特殊能力を使うことで2つのボード間を自由に行き来することができる。

堅砦/勝利条件

ドリームランドには通常とは異なる勝利条件が用意されている。各ボードには4つの堅砦がある。1人のプレイヤーが1つのマップ上のすべての堅砦エリアのゲートを支配下においた場合、勢力シート上の魔術書の有無や破滅ポイントに関わらず、そのプレイヤーはただちに勝者となる。
1つのマップ上の堅砦をすべて支配下においているプレイヤーがいない場合は通常どおりに勝利者を決定する。
道を開くものが参加している場合、ヨグ=ソトースが堅砦のあるエリアにいれば他の勢力がゲートを支配していたとしてもそのエリアを支配下においているものとみなされる。この場合、道を開くものは残った3つの堅砦エリアを支配すれば勝利者となる。
堅砦には番号が振られており、やっかいな存在の目を引きつける。この番号はブホールとズーグの活性化を制御している。

ブホール/地下世界

ブホールは普段はナスの谷で平穏に暮らしている巨大な生物である。クトゥルフウォーズによってもたらされる破壊によって過度に刺激されたブホールは旧支配者とその勢力がもたらす他世界の力を味わうために動き始める。

  • ブホールの活性化と攻撃
    • 破滅フェイズが終了(すべてのプレイヤーが絶滅の儀式を行うか否かを決めた)するごとに、ブホールが活性化し攻撃を行うか確認する。
    • ブホールがゲートのあるエリアにいる場合、ブホールはゲートを破壊し支配しているユニットも除去される。この除去は敵に除去されたものとみなしてよい(そのため、黄色の印は受難の利益を得ることができる)。
    • ブホールがいるエリアにゲートがなければ1d6をロールし、出目と等しい番号が振られている堅砦に移動する。ブホールが移動したエリアにゲートがあるならばただちに破壊され、支配しているユニットも除去される。
    • 道を開くものが参加しており、ブホールが攻撃するエリアにヨグ=ソトースがいる場合、ブホールはヨグ=ソトースを殺害し除去される! その後、通常のゲートも破壊される。
  • ブホールを破壊するには
    • プレイヤーがブホールに対して戦闘を宣言する。
    • ブホールの戦闘力は6とする。
    • ブホールは殺害の出目1つで破壊される(ただし、次の破滅フェイズには戻ってくる)
    • ブホールは痛撃を受けた場合、敵ユニットの有無に関わらずナスの谷へ移動する。戦闘相手のユニットがナスの谷にいたとしてもブホールは除去されない。這い寄る混沌の狂気もブホールは無視する。既にブホールがナスの谷にいる場合、痛撃は無視される。
    • ブホールは戦慄するものであり、さらに、魔術書や特殊能力は使用することができるが、それらの効果は自分のユニットへのものしか適用されない。
    • ブホールのコストは0であり、魔術書も破滅ポイントも所持していないし、魔力もない。旧支配者の戦闘力を計算するときはそのように扱う。
  • ブホールの再出現
    • ブホールが殺害されていたならば新たなブホールが破滅フェイズの終了時にナスの谷に現れる。新たに出現したブホールはこの時はダイスをロールせず堅砦へと移動しない。しかし、再出現した時にナスの谷のゲートは破壊し支配しているユニットも除去される。

ズーグ/地上

ズーグはドリームランドの森に棲みつく好奇心旺盛な小さな生き物だ。ズーグは気晴らしに自分たちの印をつけたり、信者たちをからかう機会をうかがっている。
ズーグはモンスターとして扱い、モンスターを対象とする魔術書や特殊能力は影響を与えることができる。

  • ズーグの活性化と効果
    • 破滅フェイズの終了時、ブホールのダイスをロールした後、プレイされていないズーグ1体ごとに1d6をロールする(最初の破滅フェイズではズーグがまったくプレイされていないので6つのダイスをロールする)。その後、ズーグをダイスの出目と一致する地上の堅砦に配置する。ズーグが既に配置されている場合、ズーグはそのまま残り続け、それらの分のダイスはロールしない。
    • ズーグがいるエリアでゲートを支配しているユニットはただちにゲートから外され、ゲートは放棄された状態になる。ズーグの悪ふざけにより、この厄介者がいなくなるまでそのユニットはゲートを支配できる状態ではなくなってしまう。
    • 1体以上のズーグがいるエリアではゲートを支配することができない。ズーグに侵食されたエリアではゲートを支配する前にズーグを駆逐しなければならない。そのためには、適切な魔術書か戦闘が必要となる。
    • ヨグ=ソトースはズーグに侵食されない。ヨグ=ソトースがズーグのいるエリアにいたとしても、支配下においているゲートとして数える。

  • ズーグを駆逐するには
    • ブホールと同様、ズーグにも戦闘を仕掛けることができる。
    • ズーグは戦闘力0として扱い、戦闘ダイスはロールしない。
    • 殺害の出目1つにつきズーグを1体殺害する。
    • 痛撃も同様に1つにつきズーグを1体除去するが、自分のユニット1体も痛撃を受ける。これは殺害には数えない。通常の痛撃のルール同様、ズーグのいるエリアへの撤退はできない。(風の中を歩むものの咆哮はズーグを除去するが、こちらは痛撃を受けない)
    • ズーグはモンスターなので、魔術書や特殊能力によって殺害、痛撃、除去することができることを忘れずに。
    • ズーグが堅砦以外のエリアへ移動することがある場合、代わりにマップから除去される。
    • プレイヤーたちの奮闘にも関わらず、殺害あるいは除去されたズーグは次の破滅フェイズにはまた戻ってくる。