マルドゥック・ヴェロシティ
- 作者: 冲方丁
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 2006/11/22
- メディア: 文庫
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こうして、マルドゥック市に新たな超人病患者が放たれることになったわけだが、それはまた別の話。
そんな戯れ言はさておき、読了。
過去の話というわけで破滅するというのがわかっていて読み続けるというなんだか心臓に悪い作品でしたが、ここ三週間ずっと楽しかったですよ。
とりあえずまたスクランブルを読んでみるとしますよ。
以下、ネタバレ感想というか独り言とか。
- ボイルドがスクランブルでの殺人マシーン状態になるまでの経緯で終わるのかと思っていたわけですが、ホントに虚無に至る物語だったのでちょっと意表を突かれてみたり。
- クルツさんは最後の最後まで厨房の見本みたいないいキャラでした。
- 盲目だったりワイヤーだったりおまけに裏切り者(とはちょっと違うけど)だったりともうどれだけやりたい放題やるつもりなのかと。
- で、ヴェロシティ、スクランブルの作中でオクトーバー三兄弟は表舞台から退場してしまったため、残ったのは怪物と称されたノーマさんのみ。
- あ、ここにも厨房がいる!!
- つまり何が言いたいのかというと、次回作が早く読みたいよね! ということでした。
- 結局ボイルドの娘にもえらい能力がついてそうですしね!