はてない県からの転校生/あふたーせっしょん:敵性ファンタジーの侵略を防げ編

始めに判定方法のチュートリアルがてら、遅刻やら課題の聞き取りやらの判定をさせたのですが、この時点で起きたいろいろなことについては割愛。
ともあれ、課外授業で他県の学校で陰謀を企てている敵性ファンタジー*1の侵略を防ぐことになった生徒+教師一行。

はてない県からの転校生編

どんなカンジで転校手続きをしたのかなー? と聞いてみると以下のような返事が。

  • トオヤ、有野:編入試験でトップの成績を取った。
  • ピカジュー:保健医として入り込んだ
  • 白飯:警備員として入った。
  • グンダル:番長との手斧十番勝負に勝って入った。しかも生徒として

……ドワーフがのっけから飛ばしてます。
で、「どこの番長学園だよ!」というツッコミが発生した瞬間、番長学園→番学→麻布十番学園というステキ変換が発生。転校先は麻布十番学園に決定。
いったいこの先どうなるんだ?*2

とりあえずSDは目的を宣言。
「我はM*より始まるゲームの目的を記述する。麻布十番学園に迫る敵性ファンタジーの侵略を阻止せよ」
制限ターンは6。

で、最初の課題は「T*敵性ファンタジーの陰謀を発見する」

1ターン

  • グンダル:敵性ファンタジーの陰謀を阻止するために銅像*3を作る費用を生徒会に要求しに行った
    • →成功。そのままもらった費用を抱えて夜の街へ消えていった
  • 有野:前夜に校長*4の銅像にサーベルをぶっさして、脅迫文を載せてから、何者かの陰謀だ、とアピール。唐突に探偵部*5を作ろうとする。
    • →成功。3〜4人が探偵部に引っかかった。
  • トオヤ:同じクラスにいた演劇部の部長に、突如倒れた主演の部員の代役として見初められる。
    • →成功。ものスゴイ勢いで放課後、演劇部に引きずられていった。
  • ピカジョー保健部に急患が続出。手術*6を開始する。
    • →成功。患者は全員、心臓が肥大化*7していた
  • 白飯:校庭に何かが埋まっていることを察知し、それを掘り出そうとする。
    • →失敗。いっしょにいた警備員が1人倒れ、保健室に運ばれていった。どうやら心臓を肥大化するウィルス爆弾が仕掛けれているらしい。

というわけで、敵は「心臓を肥大化させるウィルス爆弾」を校庭に仕掛けたらしい、というところまでが判明*8。ちなみに演劇部の主演男優もこのウィルスにやられたらしいです。

2ターン

  • 白飯:昨日、回収し損ねたウィルス爆弾を回収し、代わりに時限爆弾を仕掛ける
    • →成功。ウィルス爆弾はちゃっかり着服していた。

ここで白飯によりウィルス爆弾の爆弾自体は現代のアラブ人テロリストによるものだという妄言が発動。

  • ピカジョー:昨日倒れた警備員からウィルスの情報を掴もうとする。
    • →失敗。患部である心臓はウィルスのせいなのか、消滅してしまっていた。
  • トオヤ:演劇部で早速出来た男友達のサポートを受けつつ放課後の練習をしている
    • →失敗。演劇はなかなか難しいらしい。
  • 有野:突然、岸部一徳ッツラの教頭先生*9を捜査線上にポップアップ。尾行を始める。
    • →成功。教頭先生がアラブ人の生徒と接触していることが判明する。

ここでもしかしたらトオヤの男友達もアラブ人だったんじゃね? という説が浮上。トオヤの男友達はいきなりアラブ人にクラスチェンジすることに

  • グンダル:敵がアラブ人と聞き、アラブベインサーベル*10を打ち始める
    • →成功。作業は次ターンへ続くことに。

3ターン

  • グンダル:アラブベインサーベルを完成させる。
    • →成功。
  • 有野:探偵部部室にアラブ人生徒が強襲。教頭先生の調査から手を引けと脅してくるので部室に仕掛けた落とし穴で撃退。
    • →成功。トオヤの男友達を含むアラブ人生徒は落とし穴へダイブするハメになった。
  • トオヤ:行動自体はパス。校長派だったらしい部長が心臓肥大化ウィルスを吹き付けられ危篤状態になってしまったのでピカジョーの元へ運ぶ。
  • ピカジョー:演劇部部長の手術。それを妨害しようとするアラブ人の刺客を避けながらのアクションとなる。
    • トオヤとの協調判定により成功。アラブ人を撃退し、手術を無事終わらせる。
  • 白飯:手術を妨害しようとしていたアラブ人を鉄板上で土下座させつつ拷問尋問開始。
    • 成功。というか全長2.5メートルもあるウォードレスが土下座させようと近寄ってきたら誰でも吐くと思うけど

というわけで、ここで陰謀を暴く判定が終了。

敵性ファンタジーであるアラブの魔術師ジャファー*11はここ麻布十番学園を支配しようと教頭先生として就任。
しかし、その正体を知った校長先生*12が抵抗。ジャファーはアラブ人テロリストを雇い、校庭に心臓肥大化ウィルスを設置し、生徒を人質にする。
こうして校長先生はジャファーに捕らえられ、学校の支配がかなう寸前に、PCたちがやってきたのである

という真相が明らかになりました。ツギハギとか言うな、そこ。

4ターン

ここでの課題は「T*ジャファーへ辿り着くために麻布十番学園の地下にある迷宮を突破し、5人の刺客*13を倒す」

ウォードレスに人間の罠なんかほとんど聞かないよなぁという理論のもとウォードレスの成功要素をフルに活用され、迷宮は瞬く間に突破。
その後、ピカジョーとトオヤがそれぞれ刺客を1対1の戦いでクリア。
残りの3人の刺客は、有野とグンダルによってアラブベインサーベルでバッサリ斬られて撃破。

5ターン

ラストの課題は「T*魔術師ジャファーを倒せ」

白飯をメインにした協調判定で瞬く間に潰されて終了。ジャファーは有野の壁ハメ*14によって追いつめられ、最期はウォードレスのアックスにより頭を砕かれ死亡。
かくして、麻布十番学園に迫る危険は回避されました。

所感

こんだけ無茶苦茶やってよくセッションが終わったなぁというのが正直な感想です(w
ゲームとしてのバランスははっきり言ってかなりグダグダだった*15わけですが、反面、物語生成機としてのキャパシティはかなりのものがあるということも実証されたのでいいのではないかなぁ、と思います。ルールブックの冒頭でもそんなことが書いてありましたし。
次はもうちょっと制限をかけた状態でどうなるかが見てみたい気もしますが、次やる機会があるかどうかが怪しいところです(汗

*1:ひらたくいうと、現代世界を無理矢理ファンタジーの法則に書き換えてしまおうと暗躍しているファンタジーな悪者たちのこと。現代兵器は通用しないため、同じファンタジー世界の住人であるはてない県からやってきた勇者たちでないと倒せない

*2:Aの魔法陣において、SDはほとんどストーリーの進行には干渉できない。PLの行動などに応じて発生した状況を反映、説明していくのが主な役割となる

*3:結局どんなものを作るつもりだったのかは謎のままだった

*4:この段階では校長先生の容姿は不明だった

*5:その後、前提変換にも一時的成功要素にも使われていなかったため、ノリだけで作ったものと思われる

*6:ここで麻布十番学園の地下20階に手術室があるという設定がポップアップ

*7:バチスタ手術がやりたかったらしい

*8:というか、でっちあげられた

*9:ドラマ「医龍」の影響で教頭派と校長派が争っていることになった

*10:アラブ人に絶大な効果をもたらすサーベル

*11:プリンス・オブ・ペルシャのラスボス。でも外見は岸部一徳

*12:何故か外見がプリンス・オブ・ペルシャのさらわれたお姫様になった。通称萌え校長

*13:プリンス・オブ・ペルシャの中ボスであるアマゾネス、骸骨剣士、大臣、騎士、阿修羅

*14:プリンス・オブ・ペルシャのボス攻略法の1つ。壁際にボスをはめると一方的に攻撃ができるというもの

*15:まぁ、このメンツが無茶をやりすぎたというのも原因ですが