20レベル企画「混沌博士の城」/あふたーせっしょん
というわけで、今日は20レベル企画・その2のDMをやってきました。
前回*1用意した障害をあっさりと叩きつぶされたことから端を発したものなので、今回はクリーチャーやらトラップやらの連携を念頭に置いて組んでみました。
ついでにゼラチナステンプレート*2を突っ込んでみたり、粘体にハーフドラゴンテンプレートを積んでみた*3りしてみました。
で、以下は詳細なセッション報告。
導入はこんなカンジ。
舞台はとある次元界。
3日ほど前、とある国の一人娘であるイリア姫が誘拐されてしまった。犯人は混沌博士と名乗るウィザードで彼は王の城から3日程度の距離にある小城を占拠して、クリーチャーの巣窟としている。
さらに彼は姫の身柄と引き替えに国庫の全てのアーティファクトをよこせ、と要求してきた。
一国の主としてそのような要求に屈するわけにはいかないため、領主は混沌博士を討伐し姫を救い出すべく、高名な冒険者たちをピックアップし呼び寄せた……。
で、領主に招聘された高名な冒険者というのが以下の面々。
デカポーダ/鯛足烏賊さん*4
サイキックウォリアー2、ローグ2、ゴーストブレイカー2、ファンブ・オブ・ロルス9、ファイター2
コンセプトは1人(だけ?)無敵(本人談)。
スリクリーンで、多刀流を活用しアホみたいなダメージ(具体的に言うと1ラウンドでバロールを轟沈させるくらいのダメージ)をたたき出し、手にしたディフェンディングが付与された武器でアホみたいなACで鉄壁を誇っていた人(?)。
ペラジール/yukaさん
ソーサラー1、レンジャー9、アーケイン・アーチャー10
パーティのダメージディーラーを担っていたエルフ。セッション直前にどっかの誰かさんたちに悪知恵を吹き込まれたせいもあってか、終始、コンスタントに敵にダメージを与え続けておりました。特にゼラチナス・グレート・ワーム・ゴールド・ドラゴンのHP711点のほとんどはこの人の弓矢によって奪われていましたよ_| ̄|○
ラザラス/がーじるさん*6
その1:城壁での攻防
身体を青く塗装したワーム・レッド・ドラゴン×2
その2:2階の罠
爆発と召還の罠(メテオ・スウォームとバロール2匹召還)
2階の床のいずれかを踏んだ時点で罠が発動し、踏んだ者めがけてメテオ・スウォームが放たれ、さらにバロール2匹が召還されるというトラップ。こうなると更に援軍で城上空を旋回しているワーム・レッド・ドラゴン×2が現れるはずだったのですが……。
フライで2階へあがった際に罠を看破したデカポーダによって、無力化されて終了。
その3:1階
バロール×1
ハーフドラゴン・歳経りたるブラック・プディング×3
ゼラチナス・ビホルダー×4
部屋入り口近くの左右にゼラチナス・ビホルダー×4を配置し、アンチマジックの場を展開。部屋の中央に仕切りのようにブラック・プディングを配置し、有効範囲にパーティが踏み込んできたらブレス。プディングの背後、階段近くにいるバロールはパーティが見えた時点でブラスフェミィを仕掛け、さらに城上空を旋回しているワーム・レッド・ドラゴン×2に援護要請をかけるコンセプト。
しかし実際はバロールがデカポーダによって1ラウンドで瞬殺されてしまったため、それも叶わず昇天。その後に残ったクリーチャーは相手にされず、パーティは地下へと進んでいったのだという_| ̄|○
まぁ、2階を侵入経路に選択された時点で1階の設備はまともに機能しない、という計算だったのでコレはまぁ予定通り。
最終戦:VS混沌博士
混沌博士(リヴィアード・エルダー・フェアリム*9)×1
ゼラチナス・グレート・ワーム・ゴールド・ドラゴン×1
ジャガーノート×2
部屋の奥にPCに対する囮となる誘拐した姫を配置。
さらに薄い壁の向こう側に(エクスペンディシャス・リトリートで移動力を40フィートまで強化した)ジャガーノートを潜ませておき、移動経路だと知らずにPCが足を踏み入れた途端に全力で踏みつぶす→高笑いとともにゴールド・ドラゴン+混沌博士登場、という素敵な流れを想定していました。
が、実際はデカポーダがクリーチャーを召還、部屋を先行偵察させようとしたためにその犬たちに向かってジャガーノートは蹂躙を開始してしまったため、ジャガーノートはPCたちに存在がバレてしまいます。
ジャガーノートの存在はそれなりにPLたちに緊張感を与えたようですが、与えただけでした。ジャガーノート2機はデカポーダにより各個撃破され、混沌博士は遮蔽から顔を出したところにラザラスのフィンガー・オブ・デスを受けて悶死。さらに混沌博士の最高傑作であるゼラチナス・グレート・ワーム・ゴールド・ドラゴンはグランドリオスに攻撃を受け流されているうちに雨霰と降り注ぐペラジールの矢を受けて轟沈。連携が取れているパーティと烏合の衆との差を見せつけられる結果となりました。_| ̄|○
今回のシナリオでは先にコンセプト(ネタ)を考えてからそれにあてはまるモンスターを埋めていく形だったため、脅威度は度外視している感がありましたが、ドラゴンは特技を一切取得していないため記載されている脅威度以下のスペックであったと言い訳しておきます(マテ
で、一応、モンスター設置時に考えていた戦術を実現でき、かつある程度は想定通りの被害をたたき出すことができたので、前回のリベンジという意味では成功した、と言えると思います。
ただ、個々のステージをつなぎ合わせて強引につないでいった結果、明らかに城としてはアレな建築物になってしまったというのを当然の如く突っ込まれたので反省点として覚えておく必要がありそうです。
以上、混沌博士の城のセッション報告でした。次回のDMは多分、もう少しうまくやるでしょう。