ヴェルトロオーバードライブを紹介してみる:その4

旋回

VWによるスライド移動は地面すれすれを跳躍しているため、基本的に曲がることができません。しかし、ベクトル方向をずらす(これを旋回といいます)ことで進行方向を変えることが可能です。旋回を行うことによって発生するメリットは以下のとおりです。
・左右いずれか60度に方向転換ができる
・耐弾防御が1上昇する(高速で方向転換を行うため、さらに射撃が当たりにくくなる)
なお、旋回に回数制限はありません。
ただし、旋回を行うためには技能判定に成功する必要があり、この判定の目標値となる成功レベルは回数を重ねるたびに上昇していきます。
この判定に失敗した場合、旋回は行えずにVWは転倒し、そのまま前に進み続けます。要するに無様にすっころんだ挙げ句、ゴロゴロと地面を転がっていく*1ということです。
VODの戦闘では向きの概念が存在するため、旋回は非常に重要なファクターとなります。

転倒

耐弾防御は1まで低下し、格闘攻撃に対しても反応できないという無防備な状態です。次ラウンドの自分の手番で起きあがるまでこの状態は持続します。

衝突によるダメージとノックバック

意図的な突撃(チャージ)*2にしろ、転倒などによる不慮の衝突にせよ、衝突によるダメージがぶつかった方、ぶつけられた方の双方に発生します。この時のダメージは残りの移動力に比例して大きくなっていきます*3
さらに、ぶつかられた方はぶつかった方の残り移動力だけ吹き飛ばされます(ノックバック)。吹き飛ばされた方向に障害物があった場合は再度衝突が発生し、さらに……ということも起こりえます。

ということで、大雑把ですが、これで移動に関連するルールの説明はおしまいです。
明日は攻撃手段についての説明になります。

*1:ちなみに地面に転がっていくため、ダメージも受けてしまいます。

*2:チャージが行われる場合は命中判定が必要になります

*3:残り移動力1で1倍、2で2倍、3で4倍、4で8倍、5で16倍。基本値はVWによって異なります