サヴェッジ・サイエンス:雑感

今日はアルシャードのPLをやる予定だったわけですが、人数がオーバーしてしまったため、予備GMでサヴェッジ・サイエンスの付属シナリオ1をやらせてもらってきました。
で、感じたところなどをつらつらと。

ゲームの雰囲気
きわめて無愛想。
RPGというよりはボードゲームに近い処理でゲームが進行していくため、描写やキャラクタプレイなどを交えさせずに完了させることすら可能です。逆に言うならば、このゲームにおけるフレーバーはボードゲームの雰囲気付けに利用されているそれに非常に近いものすら感じられます。
無愛想という点ではサタスペの情報収集もそうなのですが、こちらは取得する情報が見えておらず、これをやらなければ先に進むことができない、という点がサヴェッジ・サイエンスとは大きく異なっています(少なくとも付属のシナリオでは途中で倒すべき敵がはっきりと見えてしまう)。
倒すべき敵が見えているにもかかわらず、進行度(あるいは不審度)というリソースを一定値に達成させなければ、戦闘を挑むことすらできない、というRPGにしては非常に歯がゆい思いをしなければならない、というのは意志決定を限定されているようで、かなりの苦痛なのかもしれません。
なので、進行度によって情報をすこしずつ開示させていく、などといったフレーバーの表現にも工夫をする必要があるかなぁ、などと感じました。

バランス
きわめてシビア。
キャラクターメイキング〓調査フェイズ〓戦闘フェイズまでの間、気を抜くと容赦なく殺されます。(特に調査フェイズで下手を打つと、戦闘フェイズでなぶり殺しにされる可能性が高い)
一応、ミッション(シナリオ)のリトライが可能なわけですが、これも1回しかできない上、一端戦闘フェイズに突入してしまってからだと状況の好転は見込みにくいものがあります(不審度が低下しないし、敵は出現しっぱなし)
こちらは最初にPLにそういうゲームだよ、ということを説明しておけば解決することかと。

とまぁ、クセは強いですが、楽しいシステムでしたよ。
とりあえず、戦闘では敵の操作をミスったので、今度やるときは十分に注意しますです、ハイ。