バーバリアン・キングス:特殊能力について

昨日紹介したバーバリアン・キングスですが、ゲームの特性上、特殊能力が結構なウェイトを占めているので、そこらへんについて補足しておこうかと。

◆特殊能力を行使できるユニット
特殊能力を所持できるのユニットは英雄魔術師の3種類のみです。王は各プレイヤーともに1つしか所持することができず、英雄、魔術師も最初に選択した国によって所持できる上限数が固定されている(最大で3。最低で2)。
王はゲーム開始時に任意の特殊能力を3つ取得でき、同じ能力を重複して取得することで強力なものにすることが可能です。
英雄、魔術師は生産時に1つの特殊能力を取得できますが、英雄は魔術を取得することはできず、魔術師は逆に魔術しか取得できません。

◆特殊能力/魔術
魔術はさらに精神魔術物質魔術幻術降霊術という4つの種類に分類されており、どの種類を習得するのかを選択することになります。また、1ターンに使用できる回数はこのとき取得した数と同じ値になります(つまり、魔術師は1ターンに1回しか魔術を使用することができない)。
各魔術の特性は以下の通りです。

精神魔術:相手の決定・計画に影響を及ぼす魔術で、同盟や移動の実行に干渉することができます。
物質魔術:地域に効果を及ぼす魔術で、地域を移動不可にしたり、税収を0にしたり、海を通行可能にする魔術などがあります
幻術:部隊に影響を及ぼします。幻の部隊(実際に戦うと雲散霧消してしまう)を作ってさも本当にある部隊のように扱えたり、部隊の姿を透明にしたりすることが可能です。
降霊術:ユニットの生死を扱う魔術。ユニットを殺したり、逆に蘇生させることが可能です。
前回もちらっと説明しましたが、特殊能力として魔術を選択するとその魔術に対して魔術値が2点与えられます。実際にその魔術を成功させるためには1D6をロールし魔術値以下の出目を出す必要があります。さらにこのとき、出目が1の場合は魔術値が1点上昇し、逆に6の場合は魔術値が1点減少します。ただし、魔術値は1〓5の範囲でしか変動しません。

◆特殊能力/魔術以外
魔術以外の特殊能力としては以下のような能力が存在しています。

行軍能力:行軍能力を所持しているユニットを含んだ、配下の全ての部隊の移動力が1上昇します。
戦術能力:戦闘判定の際に参照する戦力比のレート表を自軍の有利な方に1つ移動することが出来る。(つまり、戦力比が1:1の場合でも1:2で戦闘を行っていることにできる)
退却能力:自部隊の退却先を自由に設定できる他に、敵軍の退却先を自分の任意に移動させることが可能。
戦術能力、退却能力に関しては能力が重複している場合、その能力も重複していきます。そして、敵軍も同じ能力を所持している場合、能力は相殺されます。