スターレジェンド シナリオ:宇宙に響く歌声
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かなり間が空いてしまいましたが、一応、みれる形にはなったとおもうので。
大変、ながらくお待たせしました(ぺこり)
4/30
29日のセッションは概ね成功といえる結果に終わりました。
4日にまたセッションをやる機会ができたので、修正版にてセッションを行うことに。
なので、申し訳ないのですが、キャラクター作成〜ハンドアウトまでの部分のみに公開をとどめておきます。
たいしたネタでもないのに小出しになってしまい、申し訳ありません。
スターレジェンド シナリオ:宇宙に響く歌声
シナリオデータ
プレイヤー:3〜4人
プレイ時間:4〜5時間
ストーリー
大歪曲(グレート・ウォープ)の影響が消失した未知宙域で、巨大な構築物が発見された。
様々な理由からそこへ赴いたPCたちはそれが遺失技術の産物、ロストシップだということを知る。
しかし、この事実を知ったものはPCたちだけではなかった。
遺失技術を破壊してまわっている宇宙海賊船団の長ディクト。
彼は数年前にセイレーンに漂着していたロストフから情報を入手し、牙をむける。
ロストフはふとした事故からディクトの傀儡と化してしまっていたのだ。
彼の必死の抵抗むなしく、最終的に彼はPCたちと相争うことになる。
その間に接近してきたディクト船団の攻撃がロストシップを破壊するよりも早く、PCたちはロストシップの機能を回復させなければならない。
ディクトに打ち勝つことができれば、この物語は結末を迎えることになる。
プリセッション
想定時間:60分
ゲームマスター(以下GM)はプレイヤー(以下PL)が集まり、席に着いたら今回予告を読み上げる。
その後にセッションハンドアウトをPLに配布しキャラクター作成を行う。スターレジェンドが初めてのPLにはクイックスタートでキャラクターを作成することを推奨する。コンストラクションの場合は各プレイヤーキャラクター(以下PC)に指定されたクラスを選択しておくこと。
また、PCの1人がREV特技《※リザレクト》《※デスブリンガー》を所持することを推奨する。
また碑文(ログ)の形状を決めておいてもらうこと。決まらない場合は石版の欠片ということにしておく。
今回予告
未知宙域(アンノウンスペース)に浮かぶ巨大ロストシップ・セイレーン。
そこでは既知宙域の世界から切り離された人々が平穏な日々を過ごしていたが、
周囲を取り巻いていた大歪曲(グレート・ウォープ)の残滓が取り払われたことにより、状況は一変する。
その姿を現したセイレーンへと宇宙海賊の魔手が忍び寄っていた。
それに対するは4人の資格者(リテイナー)。
スターレジェンド「宇宙に響く歌声」
さあ、冒険のゲートをくぐろう。
キャラクター作成
セッションハンドアウト
PC1
シナリオ目的:地球を捜す旅にでる
コネクション/推奨関係:リーア/友人・庇護・同志
PC1と同年代の少女。彼女の両親も生まれたばかりのリーアを残して地球を目指す旅に出てしまっており、似た境遇のPC1とは親しい。好奇心旺盛。
PCに与えられる設定:
・宇宙に浮かぶ巨大な構築物出身
・宇宙船は燃料がない(FPが0の状態になっている)
・宇宙船は地球に向かった両親が置いていったものである
PC2
シナリオ目的:ロストフの救出
コネクション/推奨関係:ロストフ/借り・友人
自称宇宙考古学者。未知宙域や遺跡の調査を生業としている男。年齢は30代後半くらい。やることは大雑把だったり荒っぽいがお人好しの善人である。
PCに与えられる設定:
・ロストフとは共に仕事をしたことがある仲である
・彼は3年前から行方不明になってしまっている
・彼には息子/娘がいて、何とはなしに気にかけていた(性別、名前はPC2のPLとGMが相談の上で決定すること)
PC3
シナリオ目的:ロストシップとおぼしき巨大構築物の調査
コネクション/推奨関係:ガイア/後援者・借り
PC3が所属している組織「ゲート公団」の総帥。その姿を見た者は誰もおらず、指示・連絡は手紙によって伝えられている。
PCに与えられる設定:
・ゲート公団所属の監察官である
PC4
目的:ディクトの抹殺
コネクション/推奨関係:“雷鎚”ディクト/憎悪・好敵手
その意図は不明だが遺失技術の痕跡を破壊して回っている宇宙海賊。船団を有しており、何人ものクリスタルシンガーが返り討ちにあっている。
PCに与えられる設定:
・宇宙海賊ディクトを追い続けている
クイックスタート
PC1:最後の地球人
PC2:冒険家
PC3:公団監察官
PC4:海賊狩人
コンストラクション
PC1:テラナー
PC2:指定なし
PC3:コンポーザー
PC4:クリスタルシンガー
PC間コネクション
PC1→PC2→PC3→PC4→PC1
PCの性別と年齢
PC1の年齢は十代にすること。他の項目に関しては制限なし。
オープニングフェイズ
所要時間:45分
登場判定は基本的には不可能。
描写・演出はPCの背景・設定を反映するように修正していく。各シーンの結末の条件が満たされたら、即座にシーンを終了させること。
シーン1:救難信号
登場:PC2、他のPCは登場不可。
ステージ:ゼータ星系のとあるゲート
◆詳細
ゲートにたどり着いたPCだが、次の目的地へゲートが接続されるのが1週間後になってしまうらしい。そんな時、親友ロストフの子供から父親を捜すための旅にでたことを告げるメールが届く。
偶然にもあと1週間後に今いる地点に着く予定だという。
そんなメールをもらった1日後。PCは救難信号を受信していることに気がついた。
救難信号の発信者は親友ロストフ。
ゲートキーパーの情報によると、発信座標はつい最近まで大歪曲(グレートウォープ)の影響が残っていた宙域で救難信号が妨害されていたのだという。
彼女は発信元である未知宙域の座標に関して教えてくれる。
◆セリフ
▼ロストフの子供のメール
「PC3さん、お元気ですか。おかげさまで、私も今年で16になりました」「私も父を捜す旅に出たいと思っています。旅の途中で会ったら、よろしくご指導お願いします」
「とりあえずは(現在PCがいるゲート)へ向かおうと思っています」
▼ロストフ
「救援を要請する。こちら、ロストフ=ヴィッテマイヤ。宇宙考古学者だ。未知宙域に迷い込んだ」「なんとか、巨大構築物に漂着したものの、燃料が枯渇した。救援を頼みたい。繰り返す……」
▼ゲートキーパー
「こちらでも救難信号の受信を確認しました。発信元は2日前、大歪曲の影響が消失した未知宙域と思われます。座標に関しては手元の星図に。データを転送します」「おそらく大歪曲の影響で2年前に送信していた信号が現在になって受信されたものと思われます。巨大構築物の存在については確認済みですが、内部構造等の詳細データは存在しません」
「指定の座標付近へゲートが展開される時刻は今から30分後になります。それを超えてしまうと次に接続されるのは……640時間後になってしまいます」
「……ゲート接続。純粋鏡面(アリスミラー)展開完了。良い旅を(Wishes for your way.)」
◆結末
ゲートが起動し、純粋鏡面(アリスミラー)が展開される。PC2がゲートをくぐったら、シーン終了。
シーン2:動き始めた“雷鎚”
登場:PC4、他のPCは登場不可。
ステージ:ゼータ星系・宇宙空間(あるいはゲート、とある惑星など)
◆詳細
PC4が雇っていた情報屋(あるいは同志、ボスなど)からキミの元にある情報が届く。それは今追跡中の宇宙海賊ディクトの情報だった。・宇宙海賊ディクトの海賊艦隊が未知宙域へ向かっている
・その未知宙域では最近、巨大構築物が発見されたらしい
・ディクトは遺失技術の痕跡を破壊して回っている海賊であることを考えると、目標はその構築物であると考えられる
◆結末
PC4が未知宙域に向かったらシーン終了。シーン3:招待状
登場:PC3、他のPCは登場不可。
ステージ:ゼータ星系・ゲート(あるいは任意)
◆詳細
ゲート公団の郵便配達人はPC3の姿を確認するといつものように丁寧に一礼して、すっと一通の手紙を差し出した。◆セリフ
▼配達人
「総帥からの手紙をお届けにあがりました」▼ガイアからの手紙
「親愛なるPC3へ。ゼータ星系の未知宙域で巨大な構造物が発見されたのは知っているだろうか?
今までは大歪曲(グレート・ウォープ)の影響が強く残留していたため航行不能になっていた宙域なのだが、
2日程前からその影響がほぼ消失したために今回の発見が報告された。
その質量からして、おそらく遺失技術の産物であるロストシップである可能性も考えられる。
君にはこの構造物の調査をお願いしたい。
引き受けてもらえるね。それでは、報告を心待ちにしているよ」
「追伸:その宙域で、遺失技術の産物を破壊して回っている星間犯罪者“雷鎚”ディクトの存在が確認されている。
君が遅れをとるとも思えないが、何事にも念には念を入れておいた方がいいと思ってね。くれぐれも、注意してくれたまえ」
◆結末
PC3が巨大構築物へ向かったらシーン終了シーン4:訪問者来る
登場:PC1、他のPCは登場不可。
ステージ:セイレーン・居住ブロック・ロストフの家
◆詳細
PC1が生まれたときの環境を聞き、次に2年前、セイレーンにロストフが漂着してきたこと、最後にリーアが同じような境遇であることを説明する。そして、現在。PC1はロストフの家でロストフと世間話をしているところだった。そんな時、ドアがノックされ、幼なじみのリーアがやってくる。
彼女は村長の用事を伝えるためにロストフを捜していたのだ。
用件を聞くと、ロストフはそちらに向かおうとして、一緒に来るか、とPC1に尋ねる。
◆セリフ
▼ロストフ
「(リーアの返事に対して)おう、わかった。今行こう」「(PC1に向かって)……来るか?」
▼リーア
「ロストフさん、セイレーンに近づいてくる宇宙船があるから通信機の使い方を教えてくれないか、って村長が言ってました」◆結末
ロストフの家を3人が出たところでシーン終了ミドルフェイズ
所要時間:150分
展開イベントのシーン5:再会、シーン6:訪問者、到着を発生させた後、セイレーンのマップ1(中枢ゲートまで)を公開する。
集束イベントのシーン:鍵なる歌声を発生させた後はセイレーンのマップ2を公開する。さらに情報のライブラリまでたどり着いたらセイレーンのマップ3を公開する。
クライマックスの条件
集束イベントのシーン:反転が発生したらクライマックスフェイズに移行する■展開イベント
シーン5:再会
登場:PC2、PC全員。
ステージ:未知宙域・セイレーン付近
◆詳細
PC2の宇宙船から巨大構築物が見え始めたあたりでノイズ混じりの通信が入る。これはセイレーンからロストフが送信しているものだった。PC2がロストフと再会を祝しているタイミングで
他のPCたちの宇宙船が現れる。(GMが強制的に登場させる)
◆セリフ
▼ロストフ
「こちら、セイレーン。そちらが目の前にしている巨大構築物から送信している」「そちらの艦名、姓名、所属名、来訪目的をお教え願いたい」
「(PC2が答えたら)……もしや、PC2か!! 久しぶりだな」
「ポートをオープンした。話はこっちに来てからだ」
◆結末
宇宙船に乗っていたPCたちがセイレーンへ向かったら、シーン終了。シーン6:訪問者、到着
登場:PC1、全員登場。
ステージ:セイレーン・ポート
◆解説
PCの宇宙船がポートに入る。出迎えているのはPC1とロストフ、リーア、村長。村長はPCたちに来訪目的を個人個人に聞いてくる。
彼はPCたちの目的を聞くと、ロストフとPC1に来訪者の相手を頼むと、寄り合いを開くために去っていってしまう
◆セリフ
▼長老
「それでこのセイレーンに一体、何の用かの?」「ゲート公団、というのは何のことかの、ロストフさん?」
「我々としては危害を加えない限りは文句を言うつもりはない。好きなだけ調査していくといい」
「では、わしらは村の皆の意見を調整しないとならぬのでな。失礼させてもらうよ」
◆結末
PCたちがこれからの方針を決めたら、シーン終了。情報
**事情通による調査
▼ロストフ
技能:<事情通><学問>10:3年ほど前から行方不明になっていた冒険家
15:大きな事故にあって、身体をサイバーパーツに変える手術を行っている
20:サイバーパーツをに変える手術の際に脳情報をブレインチップに移植されている
▼ディクト(コネクションを所持している場合は達成値+3)
技能:<事情通><学問>10:“雷鎚”の二つ名を持つ宇宙海賊。遺失技術を徹底的に破壊しつくす。
12:計9隻からなる艦隊を所持している。また、複数のブレインチップを密偵として使っている。
15:“雷鎚”のゆえんとなっているのはディクト個人の異常な戦闘能力である。
**居住ブロック
居住ブロックはリング構造で常に自転しているため、1Gが保たれている。
一面、草原が広がっており、その中でまばらに家が建っているという、ある意味牧歌的な光景が広がっている。
▼セイレーン
技能:<交渉><捜索>10:解析不能な技術が使われており、用途がつかめない。
▼ロストフ
技能:<交渉>10:2年ほど前に漂着してきた男。以来、ここで働きがてら、セイレーンの調査を続けている。
13:時折、外部へと通信を試みており、何度か成功しているらしい
▼首飾り
技能:<学問>10:リーアが赤子の時から持っていたペンダント
13:音に共鳴して、特殊な音波を発生する
▼周囲捜索
技能:<捜索>13:廃屋の地下にゲートの小型版のようなリングが設置された3メートル四方の円形の部屋が発見される。
**中枢ゲート
高さ2.5M、幅3Mの大きな回廊。周囲は金属製で長年、放置されていることが埃から見て取れる。
が、金属が腐食している様子はまるでなかった。
50Mほど歩いたその先には回廊にそのまま仕切りを入れたかのような大きな扉があった。
左右に開くタイプのものであることを物語るように扉の中央には縦に一直線、微かな線が走っていた。
扉の右端にはコンソールが埋め込まれている。
▼ゲート
技能:<捜索><学問>10:大きなゲート。隙間もなく閉まっている。
13:手前のコンソールは生きており、音符を表示している
15:ゲートの上部に音声入力端末が見える。
▼音符
PC1のみ。技能:<学問>10:リーアがいつも口ずさんでいた歌。
**ライブラリ
四方10M以上の大きな部屋だった。
数多くの天井に届く程の大きな金属の棚が立ち並んでおり、その列が部屋の奥まで続いていた。
棚をくぐり抜けると、壁一面にコンソールが10台ほど並んで設置されている。
コンソールはほとんどが機能を停止していたが、それでも1台はその機能を保持しているようだ
セイレーンの中枢部分のマップもここにあった。
▼セイレーン
技能:<電脳><学問>10:バトルシップ以上の大きさをもつ巨大なロストシップ
13:周囲の攻撃を沈黙化させる防衛システム“光の歌”を搭載している
▼内部構造
技能:<電脳><学問>10:主な制御はコントロールルームで行われている
12:セキュリティルームでコントロールルームのロックを解除しなければ制御の再起動は不可能
13:この先の空室はゲートになっており、セイレーン内であればどこでも移動可能
15:セキュリティルームはロックされており、解除するためには中枢ゲートの鍵と(PC人数分)の碑文(ログ)が必要である
▼地球
フラッシュバックが発生し、PCの脳裏にセイレーンが建造されていく過程が次々と映し出されていく。そして、宇宙へと飛び出すセイレーン。その背後にあるのは……見たこともない青く美しい星。
碑文字:懐旧とREV1点を取得する。
**空室
3メートル四方の大きな円形の部屋。中央には小型のゲートのような2メートルのリングが設置されている
▼内部構造
技能:<学問>10:コンソールは沈静化している。
**回廊3
長い回廊の果てに今までの扉とは明らかに違う雰囲気の漂う扉が正面にあった。
右手前にはコンソールがあり、その上部には何かを置けるであろう台座が設置されていた。
集束系イベント
条件を満たした場合のみ、発生する特殊なイベント群。シーン7:忍び寄る影
条件:ロストフに“雷鎚”ディクトの話をした
登場:PC4 他のPCの難易度10
◆解説
ロストフがディクトが近づいていることを知る場面。難易度15で<捜索>判定に成功すればロストフがかなり動揺したことに気づく。動揺したことを指摘するならば、ロストフはこのことは黙っていてくれないか、と言う。
◆描写
◆セリフ
▼ロストフ「(動揺を悟られた)そうか……。妙なことを頼むのだが……おれを見張っていてくれないか」
「(そのセリフを聞き返すようならば)いや、いい。忘れてくれ」
◆結末
ロストフの言葉に対しての返事を聞いたら、シーンを終了する●シーン7:お願い
条件:リーアの首飾りを貸してもらうべく会いに行った。
登場:PC1 他のPCの難易度10
◆解説
リーアの首飾りを借りるには難易度15の<交渉>判定に成功する必要がある。この交渉が成立、あるいは失敗した場合、彼女はPC1に自分も一緒に連れて行ってくれ、と逆に説得してくる。
彼女をあきらめさせるには難易度17の<交渉>判定(首飾りの交渉に失敗している場合は難易度20)が必要になる。
◆描写
◆セリフ
▼リーア「PC1は良くって、なんで、わたしはダメなんですか!?」
「ずるいわよ、PC1! わたしに黙って中枢に行くなんて」
◆結末
首飾りに関する交渉が終わったら、シーン終了。●シーン8:鍵なる歌声
条件:中枢ゲートで歌を歌った
登場:PC1 他のPCの難易度10
◆解説
中枢ゲートを開ける手段が歌によるものだと察知し、歌を試してみる。PCが音符通りに歌えたかどうかを難易度12の<心理>判定に成功する必要がある。
成功した場合で首飾りを持っている場合は描写2Aへ
成功した場合で首飾りを持っていない場合は描写2Bへ
歌を歌っている場合に気づかないうちに首飾りがそろっていた場合(リーアが同行している場合)は難易度12の<捜索>判定に成功すると、
リーアが下げている首飾りが歌に共鳴しさらに微かながら異なる音波を発していることに気づく。
◆描写1(リーアが同行している場合)
キミが歌を歌い始めると、やがてそんなキミの歌声に澄んだ歌声が重なる。隣を見ると、その声の主はリーアだった。目が合うと、彼女はにっこりと笑ってみせた。
しばらくの間、即興のコーラスが殺風景な回廊に響き渡った。
◆描写2A
歌を終えると「キーコード認証完了」コンソールにはそれだけが表示される。そして、ゲートがゆっくりと、音をたてず左右に開かれていく。
◆描写2B
コンソールは赤く点灯し、エラーメッセージが表示されている。「変換器によるパスコード変換がなされていないため、コードを受け付けられません」
◆結末
ゲートの先へ登場PCが向かうか、元へ引き返すかしたら、シーン終了。●シーン9:見えざる悪意
条件:中枢ゲートをオープンした
登場:行動を宣言したPC 他のPCの難易度10
◆解説
中枢ブロックへと足を踏み入れたPCにディクトが仕掛けたトラップが牙をむく。難易度10の<回避>判定に成功すれば、ダメージは受けない。失敗した場合は1D10の<刺>ダメージを受ける。
判定が解決したら、描写2へ
ここで難易度13の<捜索><心理>判定に成功すれば、ロストフの表情の変化が見て取れる。
彼は犠牲者が死ななかったことを小さく舌打ちした後、それを押さえ込むかのように顔に手を当てて、苦悩の表情を見せた。
◆描写1
大きな中枢ゲートをくぐりぬけると、そこは先ほどと変わらない金属の回廊が続くばかりだった。その一歩を踏み出したキミへロストフの叫び声が聞こえた。
◆描写2
レーザーの発射先を見ると、先ほどまでキミたちが立っていた頭上にレーザーの発射口があり、それはゲートの通過した者を狙うかのように設置されていたようだ。◆セリフ
▼ディクト「危ねえ!!」
「(ロストフの表情の変化を見て取った場合)……すまない」
◆結末
難易度13の<捜索>判定に成功すると、床にボタンを発見できる。ボタンを押すと、先ほどの罠が再び発動することがわかる。
シーン10:燃料入手
条件:燃料庫へ移動した
登場:移動したPC 他のPCの難易度10
◆解説
磁法瓶(マグポット)が20本見つかる。●シーン11:最後の頼み
条件:回廊3にPCがたどり着いた。
登場:PC3 他のPCは登場不可。
◆解説
既に身体の自由がきかなくなってきたロストフがPC3に最期の願いを言う。ロストフの表情には苦痛に満ちていた。
難易度12の<捜索><心理>に成功すると、ロストフは身体を意のままに動かすこと、意識を保っているのに必死だと言うことが見て取れる。
◆セリフ
▼ロストフ「頼む。何も言わずに聞いてくれ。……俺が妙な動きを見せたら、頭を打ち抜け」
◆結末
ロストフの言葉に返答したら、シーン終了。●シーン10:反転
条件:回廊3全員が到達し、セキュリティルームはロックを解除する方法がわかった。
登場:PC2 他のPCの難易度10
◆解説
ロストフが完全にディクトに入れ替わり、リーアを人質に取ろうと試みる。彼の動きを察知するには難易度13の<捜索>判定に成功する必要がある。リーアが同行していない場合は描写1Cへ
察知した場合は描写1Aへ。失敗した場合は1Bへ。
◆描写1A
違和感を感じて振り向いたキミはロストフがリーアに手を伸ばしているのが目に入った。ロストフの表情は今までのそれとはうって変わり、凶悪な表情になっている。
◆描写1B
小さな悲鳴があがった。声のした方向を見てみると、リーアにレーザーブレードを突きつけたロストフの姿があった。
ロストフの表情は今までのそれとはうって変わり、凶悪な表情になっている。
◆描写1C
振り向くと、ロストフが愛用のレーザーブレードを抜き、こちらに向けていた。◆セリフ
▼ロストフ=ディクト「そこまでにしてもらおうか」
「お前たちは少々、踏み込みすぎた。消えてもらおう」
「(リーアを人質にしている場合)この娘を殺したくはあるまい?」
「(ロストフのことを聞かれたら)コレのことか? サイバーパーツの取り付けに来たコイツの人格をブレインチップに移植して、この操り人形に移植してやったのさ。思いの他、言うことを聞かないヤツで手こずらされたが」
「(ロストフ本来の身体の行方を聞いたら)本来の肉体? ブレインチップに移植した時点で脳神経がオシャカになるらしくてな、捨てたんじゃないのか?」
「(ののしられたら)そう。俺はゲスなのさ。だから海賊で喰っていけるんだ」
「能書きは終わりか、では今度は俺の遊びにつきあってもらおうか?」
▼ロストフ
「(PC2に向かって)すまねぇな。最後の最期で手間かけさせちまって」
「気をつけろ……おそらく、奴らはすぐ近くまで来ているはずだ……」
「悪いが、おれはもう休ませてもらうぜ」
◆結末
ロストフは戦闘が終了すると、元の人格に切り替わる。最期にPCたちに謝罪の言葉を告げ、永久の眠りにつく
ロストフ
◆データ
種別:ゲスト能力値(判定値)/技能
【体力】18(6) <白兵戦闘>4
【器用】15(5)
【敏捷】15(5) <回避>3
【知力】13(4) <電脳>3
【意志】18(6) <精神防壁>4
【社交】10(3) <交渉>3 <隠密>4
【HP】76
【MP】31
【行動値】15
◆特性・特技
《攻撃増幅能力》1(ダメージ+[5D+10]。LV回数まで使用可能)《耐性》(バッドステータス無効)
《超生命力》4、《愛用の武器:レーザーブレード》
《復讐の刃》1(奇跡「因果応報」。LV回数まで使用可能)
《死角》2/4MP(対象の防御アクションのダイス数を[LV]個減少)
《精密攻撃》2(命中判定のクリティカル値を[LV×2]減少)
《百歩拳》2MP(近接戦闘の射程をコンタクトに拡大)
◆攻撃
・レーザーブレード(近接攻撃)技能:<白兵攻撃>判定値:6
ダイス:5個
クリティカル値:16
対象:単体
攻撃力:<刺>+6
[タイミング:常時]の特性、特技は計算済み