スターレジェンド クラス紹介:コンポーザー

スターレジェンドのプレイヤーキャラクター(以下PC)は3つのクラスを選択し、組み合わせることによって作成されます。
クラスの種類は14種類。
中でも今回はちょっととっつきにくいコンポーザーを紹介してみようかと思います。

●どんなクラス?

所属する組織のために働くキャラクターを表現するためのクラス。

◆REV特技(※1)

《※純粋鏡面(アリス・ドライブ)》。任意の場所への移動することが出来るのと、自分への攻撃を回避したりできます。ただし、対象は自分自身のみなので、戦闘以外の場面では使う場所を選ぶ特技です。

◆特技

特技は交渉強化、ダメージ増強、ダメージ減少、MP回復などといった様々な種別が存在するのですが、クリティカル値(※2)を減少する特技(※3)は存在していないので、コンポーザー単体では特技が上手く機能するキャラクタを作るのは難しいかもしれません。

◆技能

キャラクター作成時に取得できる技能(※4)に戦闘関連のものがまったく存在しないため、戦闘で活躍するキャラクタを作成したい場合は自然、他のクラスとの組み合わせが必要になってきます。

●PCとして使う場合は……

ルールブックの付属シナリオではゲート公団所属の監察官として扱われています。公団総帥からの手紙を受け取り、手紙に書かれた命令をこなしていく、というテンプレートがそこで提示されています。

これはまだ試していないのですが、コンポーザーの所属先としてはその他にもゲート使う星間犯罪者を取り締まる(※6)警察組織である「ISNG」、傭兵集団「グレンデル・カンパニー」(※7)がなどが挙げられます。

●敵として登場する場合は……

まずは「謎の組織の所属員」という立場のNPCとして使ってしまう、という手段が挙げられます。

明確な所属先としては巨大宇宙海賊「ユニオン」、マーザ同盟の秘密情報部「イノセンス」(※8)、ゲート公団に不満を抱くテロ集団「イージーエイト」などが挙げられます。

いずれにしても、組織に与えられた任務を果たすべくトラブルを引き起こしたり、PCの前に立ちはだかる壁になったりすることになります。

※1:REVという特殊なポイントを使わなければ使用不可能な特技。各クラスに1つずつ設定されている。
※2:スターレジェンドでは判定時にダイスの出目が「クリティカル値」以上だった場合にクリティカル(自動的成功)となる。戦闘時、命中判定でクリティカルが発生するとダメージが増加する。
※3:特技は主にMPを消費することで使える。クリティカル値減少、ダメージ増加などといった様々な特殊効果を発生させることができる。
※4:判定宣言時、宣言した行動に見合った技能レベルと同数のダイスをふることができる。当然、ふるダイスが多ければ多いほど(つまり技能レベルが高いほど)、成功確率は上昇する。
※5:キャラクター作成時に3つのクラスを選択するのだが、選択したクラスによって取得できる技能が決定されている。
※6:スターレジェンドの世界では基本的に他星の犯罪者を取り締まることが出来ない。またゲートを運営しているゲート公団は中立の立場にあるため、料金を支払いさえすれば犯罪者であろうが通行は可能。
※7:(見た目は)10代の少女が率いる傭兵集団。作戦として、敵の中枢部を電撃的に制圧する戦法を得意としているため、PCをその尖兵として任命する、という手法が考えられる。
※8:強力な超能力を有するチェス一族の男が作り上げた組織。その任務は暗殺から諜報活動まで幅広いが、その手口は基本的に過激な場合が多いようだ。